【感想】「伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い」(集英社)
※チャンスつかむなら、仕事やれ!とにかくやれ!
内定先の課題図書として読んだこの本ですがとにかくインパクト大なタイトルですね。なにせ、「伝説の新人」ですし。
筆者のお2人は共にリクルートに在籍していた経験があり、現在もさまざまな形で企業の採用活動等に携わっていらっしゃる方々です。
タイトルだけ見れば(内容も)、「ダントツに生きよう!」的なアレではあるのですが、キャッチーだけどしっかりしたビジネス書であるという印象。
3年はとにかく仕事に打ち込み、とにかく手を挙げよ!!!
これですねー。やはりインパクト大です。
学校とは違い、皆が同じカリキュラムを受けるわけではないので、学ぶ為にはとにかくいろんな仕事をこなすしかない。
会社もいろんなことをやっているところが成長していきますけど、人材もそうだってことですね。それをものすごく頑張れば、伝説の新人になれるというわけです。
そういえば、自己PRって考えたよね!?
就職活動の時、新卒は市場価値が高くて既卒は低いみたいな、「市場価値」って言葉をすごく聞いたし意識してたけど、この本を読んで思った事は、「社会人にも市場価値はある!!!」っていう事ですかね。
就活の時に、考えましたよねー。自己PR。
ちなみに、僕のアピールポイントは「発想力と課題解決力」(今考えるとよくわかんないw)でした。
自分のやってきた事を自信満々に喋って、それを聴いた面接官が入社後の姿を想像する。
なので、学生は全く違う個性的なアピールをしても良かったというわけですね。国際的な賞を貰った経験がある人が、伝説の新人だったわけです。
社会人の自己PRの選択肢は学生よりずっと少ない
だから、この「伝説の新人」に書いてあるように、本を最低50冊読んだり、時間をブロッキングしたりというのは、社内、あるいは社会の中での市場価値を意識的に高めるということではなかろうか。そう考えたらすごくしっくりきました。
一方で、例えば新人じゃなくても、転職は新卒採用よりも、即戦力である事が求められます。でも、大学で皆が色々なサークル活動を行っていたように、会社だって様々な職種・業務があり、そこで形成された様々なアピールポイントがあります。
転職を考えてなくても、「見せ方」と「市場価値」を意識しよう
しかしながら、社会というものを考えると、本を読んだり、時間管理を意識したりといった「優秀な社会人なら、誰しもがやっていそうな事」をしっかりとこなす事の方が良いアピールになるのですね。
会社員って就活生より、「市場価値」のようなものを意識してないイメージがありますね。でも、例え転職を考えていなくたって、「見せ方」というものを意識する事が、キャリアアップ→伝説の新人に繋がる事にはかわりませんね。
就活の時に、努力した優秀な学生がたくさん内定をとっていたのと同じように、サラリーマンだって努力した収集な人はたくさん重要な仕事を任されている。それに気づくかどうかっていうのも伝説の新人になるにはひ必なことなのでしょう。
そもそもなんで仕事を頑張るの?!
率直にいって、ものすごく頑張って仕事に打ち込んでも「伝説の新人」になれない人もいるんだろうけど、社会人になってつまずく大きな理由って「相対評価」だからってのがありますね。だから、「これだけ自分でやってきたんだから、オレは伝説の新人だ!」っていう自信を持つことは、すごく重要なのではないでしょうか!
この本は「サラリーマンが出世をする方法」が全て書かれている!
私は、良く大人の方から、「仕事は何を選んでも辛い」と言われてきました。
また、それは「サラリーマンはどんな仕事をしても辛い」という意味だと思っていた私は、将来はサラリーマン以外の仕事ができたらなあ。。。と考えていました。
しかし、サラリーマンでもちゃんと成功する方法はあって、それはもはや確立しているという事を、この本を読んで気づきました。
この本に書いてある事を実践するのは難しいかもしれないですが、実践し続けさえすれば、何かをつかむ事は確実にできるのではないでしょうか!
相対評価を味方につけろ!
サラリーマンの出世(特に伝説の新人を目指している人達)にとって、一番ネックになるのは、相対評価でしょう。
自分は毎日頑張って仕事をしているつもりでも、周囲からは評価されない…という事は多いのではないでしょうか。
この本を読んで思ったのは、逆に「見せ方を強化していく!」という観点で仕事をするというのも大切だというだという事です。
どう見えているかが全てであるなら、逆算して、態度や仕事に対する姿勢の見せ方を考える事も伝説の新人になる為の必須ポイントでしょう。
この本を読んで、俄然やる気がでてきた!
でも、まずは卒論やらなければ。。。。